家トレが続かないのは、「意志が弱いから」とは限りません。
仕事で疲れて帰宅したあと、自宅で毎回「今日は運動する」と決断し、テレビやスマートフォン、ソファなどの誘惑を断ち切ってトレーニングを始める。これを何か月、何年も続けるのは簡単なことではありません。
もし家トレに何度も挫折しているのであれば、次に変えるべきなのはトレーニングメニューではなく、「運動する環境」そのものかもしれません。
この記事の結論
家トレで続く人は、家トレでOK。しかし、何度も挫折しているなら「もっと頑張る」のではなく、運動せざるを得ない環境を作ることを考えてみましょう。
私自身、以前、経営する会社で社員の健康増進を目的に、福利厚生として法人ジムを全額会社負担で契約したことがあります。社員からの強い要望を受けて導入したものの、実際に定期的に利用する社員はほとんどいませんでした。利用されないまま固定費だけが発生し、最終的には解約することになりました。
この経験から実感したのが、「運動を続けるには、やる気だけではなく“続けやすい仕組み”が必要なのではないか」ということです。
もちろん、自宅で運動を続けられるなら家トレで問題ありません。しかし、「今度こそ」と何度も家トレを始めては挫折しているのであれば、ジム代を単なる出費ではなく、運動を続けるための環境への投資として考えてみる価値があります。
この記事では、家トレが続きにくい理由から、忙しいビジネスパーソンが運動を習慣化するための考え方、目的別に選びやすいジム3社まで紹介します。
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なぜ家トレは続かないのか?
「運動が続かないのは、自分の意志が弱いからだ」と考えてしまう人は少なくありません。しかし、何度も家トレに挫折しているのであれば、意志だけの問題として考えないほうがいいでしょう。そもそも自宅には、運動を後回しにしやすい条件が揃っています。
自宅には「運動しない選択肢」が多すぎる
仕事を終えて帰宅したあと、「今日は筋トレをしよう」と思っていても、目の前にはソファ、テレビ、スマートフォン、食事、お風呂など、いくつもの選択肢があります。しかも、すでに仕事で疲れている状態です。
「今日は運動するか、それとも休むか」を毎回判断していたら、疲れている日に「今日はやめておこう」となるのは珍しいことではありません。
一方で、ジムまで行ってしまえば状況は変わります。周囲では他の人がトレーニングしていて、目の前にはマシンがある。パーソナルジムなら、予約した時間にトレーナーが待っています。
家トレ
「今日、運動するか?」から自分で決める
↓
ジム
「行ったら運動する」という環境を先に作る
つまり、「運動するかどうかを毎回考える環境」から「行ったら運動する環境」へ変えられる。これがジムに通うメリットのひとつです。
「いつでもできる」は「今日やらなくてもいい」になりやすい
家トレの大きなメリットは、無料または低コストで始められることです。しかし同時に、「今日やらなくても特に損をしない」という特徴もあります。
今日は疲れたから明日にしよう。明日は会食だから週末にしよう。週末は予定があるから来週から……。こうして少しずつ運動の優先順位が下がっていきます。
一方、月額料金を支払い、さらに予約まで入れていれば、「せっかくお金を払っているから行こう」「予約しているから今日は行こう」という、行動するための理由がひとつ増えます。
もちろん、高いお金を払えば必ず継続できるわけではありません。重要なのは、お金を払うこと自体ではなく、それによって「運動を優先する仕組み」を生活の中に作ることです。
忙しい人ほど「やる気」ではなく「仕組み」で運動する
仕事でも、毎回その日のやる気だけに頼る業務は安定しません。運動も同じです。
「今日はやる気があるからジムへ行こう」ではなく、「火曜と金曜の朝はジム」というように、あらかじめ予定として固定してしまいます。運動するかどうかを、その日の気分で決めない。これだけでも運動を生活の中に組み込みやすくなります。
おすすめは「朝」に固定する
特に忙しいビジネスパーソンと相性がいいのが、朝のトレーニングです。夜は、残業や会食、顧客対応、急な仕事などによって予定が崩れやすい時間帯です。一方で朝なら、仕事上の突発的な予定に比較的左右されにくくなります。
朝ジムをルーティン化するなら
起床
↓
ウェアを着る
↓
ジムへ移動
↓
トレーニング
↓
仕事開始
「行くかどうか」を朝になって考えないことがポイントです。
また、ジムにいる時間は仕事のメールやチャットから一度距離を置く時間にもできます。忙しいビジネスパーソンにとっては、身体を動かすだけでなく、仕事から意識的に離れる時間を確保する場所としてジムを利用するのもひとつの考え方です。
「毎日行く」必要はない
「これから毎朝5時に起きて、365日ジムへ行く」といった極端な目標を立てる必要はありません。仕事をしていれば、会食もあれば出張もあります。体調が優れない日もあります。
最初から、「週2〜3回は確実に確保する」くらいで考えてみましょう。例えば、「火曜・木曜は朝ジム。会食の翌日は無理をしない」と決めておく。
100点を短期間続けて挫折するよりも、無理のないペースを長く続けられる仕組みを作るほうが現実的です。
家トレよりジムを選んだほうがいい人とは?
家トレを継続できるのであれば、無理にジムへ入会する必要はありません。一方で、次の項目に複数当てはまる人は「環境を変える」という選択肢を検討してみてもいいでしょう。
- 家トレに何度も挑戦して、そのたびに挫折している
- 仕事が忙しくなると真っ先に運動を後回しにしてしまう
- 自分一人ではトレーニングを追い込めない
- 何をどのくらいやればいいのかわからない
- 24時間ジムに入会したものの、ほとんど行かなくなった経験がある
- 「時間ができたら運動しよう」と思いながら数か月以上経っている
複数当てはまるのであれば、次に買うべきなのは新しいダンベルやトレーニングウェアではなく、「運動することが当たり前になる環境」かもしれません。
失敗しないジム選びの3つのポイント
重要なのは、「一番有名なジム」や「一番安いジム」を選ぶことではありません。自分がこれまで運動を続けられなかった原因を解決できるジムを選ぶことです。
1.どのくらいの「強制力」が必要か
「一人だと絶対にサボってしまう」という人なら、予約制でトレーナーが待っているパーソナルジムが向いています。一方、「ジムまで行けば自分でトレーニングできる」という人なら、そこまで強い管理は必要ないかもしれません。
2.1回あたり何分なら続けられるか
どれだけ優れたジムでも、自分の生活に組み込めなければ続きません。1時間程度を確保できるのか、それとも30分以内で終わらせたいのか。料金だけでなく、「自分のスケジュールに無理なく入るか」も重要な判断基準です。
3.短期的な結果と長期的な習慣化、どちらを重視するか
「まずは集中的に取り組みたい」という人と、「無理なく何年も運動を続けたい」という人では、選ぶべき環境が異なります。何のためにジムへ通うのかを先に決めておくと、サービスを比較しやすくなります。
ビジネスパーソン向けジム3社を比較
まずは3社の違いを簡単に比較してみましょう。
| 比較項目 | RIZAP | エクササイズコーチ | GOODLIFE GYM |
|---|---|---|---|
| 強制力 | ◎ | ○ | ○ |
| 時間効率 | ◎ | ◎ | ○ |
| 費用の抑えやすさ | △ | ○ | ◎ |
| 習慣化 | ◎ | ○ | ◎ |
| 特におすすめ | 一人だと挫折する人 | 時間がない人 | 長く続けたい人 |
※比較内容は、各サービスの特徴をもとにした当サイト独自の目安です。料金・プラン・サービス内容等は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
迷ったら、ここだけ見ればOK
一人だとサボる
→ RIZAP
とにかく時間がない
→ エクササイズコーチ
無理なく長く続けたい
→ GOODLIFE GYM
RIZAP(ライザップ)|「一人では続かない」を環境から変えたい人
今回こそ自己流で終わらせたくない人の選択肢
RIZAPの特徴は、トレーナーによるマンツーマンのサポートを受けながらトレーニングに取り組めることです。
家トレの場合、「今日は疲れたからやめよう」と思えば、その場でやめることができます。一方、トレーナーとの予定が入っていれば、自分一人で取り組む場合と比べて運動を後回しにしにくくなります。
料金だけを見れば、決して安さを重視したサービスではありません。だからこそ、「安く運動したい」ではなく、「自分一人では作れない環境に投資したい」という人に向いています。
RIZAPがおすすめの人
- 家トレやダイエットに何度も挫折している
- 一人では運動を続ける自信がない
- トレーナーとマンツーマンで取り組みたい
- 費用の安さよりサポート環境を重視したい
「興味はあるけれど、自分に合うかわからない」という場合は、いきなり入会を決めるのではなく、まずカウンセリングで内容を確認してから判断するといいでしょう。
※無理に入会する必要はありません。料金・サービス内容等を確認したうえで、自分に合うか判断しましょう。
エクササイズコーチ|「ジムに1時間」が難しい人
忙しさを理由に運動を諦めてきた人へ
仕事が忙しい人にとって最大の問題は、「運動したくない」ではなく、「運動のためにまとまった時間を確保できない」ことかもしれません。そんな人の選択肢となるのが、エクササイズコーチです。
エクササイズコーチは、独自のマシンを活用しながら短時間のトレーニングを行うスタイルが特徴です。長時間ジムに滞在することを前提としないため、仕事前や予定の合間などにも組み込みやすくなっています。
エクササイズコーチがおすすめの人
- 忙しくて長時間のトレーニングが難しい
- 短時間で運動を終わらせたい
- 一人でジムへ通うとサボってしまう
- パーソナル形式に興味がある
- 時間効率を重視している
「時間がない」という理由で運動を諦めてきた人ほど、検討しやすいタイプのジムです。
GOODLIFE GYM(グッドライフジム)|運動を生活の一部にしたい人
パーソナルと一般的なジムの中間を探している人へ
「完全なマンツーマンまでは必要ない」「でも、一人で黙々と通うジムでは続かなかった」。そんな人にとって選択肢になるのがGOODLIFE GYMです。
特徴のひとつが、トレーナーの指導を受けながら複数人でトレーニングするセミパーソナル形式です。完全なマンツーマンとは異なりますが、トレーナーや他の利用者がいる環境で運動できます。
短期間だけ集中的に取り組むというより、「運動することそのものを生活習慣にしたい」という人に検討しやすいサービスです。
GOODLIFE GYMがおすすめの人
- 一人で通うジムでは続かなかった
- マンツーマンほどの費用はかけたくない
- トレーナーにフォームなどを見てもらいたい
- 中長期的に運動習慣を作りたい
- 運動を日常生活の一部にしたい
結局どれがおすすめ?迷ったら「挫折した原因」で選ぶ
結局のところ、すべての人に同じジムがおすすめというわけではありません。「なぜ自分はこれまで運動を続けられなかったのか?」から逆算して選びましょう。
一人だとサボってしまう
→ RIZAP
マンツーマンで「一人では逃げやすい環境」を変えたい人向け。
とにかく時間がない
→ エクササイズコーチ
長時間のジム通いをスケジュールに入れるのが難しい人向け。
無理なく長く続けたい
→ GOODLIFE GYM
完全なマンツーマンは必要ないものの、一人では続きにくい人向け。
まとめ|運動が続かないなら「自分」ではなく「環境」を変える
家トレそのものが悪いわけではありません。自宅で運動を習慣化できるのであれば、それが最も手軽で低コストな方法です。
しかし、「YouTubeを見ながら筋トレしよう」「明日から毎朝ランニングしよう」「今度こそ家で毎日腹筋しよう」と何度も決意して、そのたびに挫折しているのであれば、同じ方法を繰り返すより、環境を変えることを考えてみてもいいでしょう。
必要なのは、もっと強い意志ではなく、意志だけに頼らなくても運動できる仕組みかもしれません。
- お金を払う
- 予定を入れる
- トレーナーと約束する
- 朝の時間をブロックする
- 運動する場所へ実際に移動する
こうした「運動を後回しにしにくい仕組み」を作ることで、運動を生活の中に組み込みやすくなります。ジム代も単にマシンを使うためのお金ではなく、次のように考えることができます。
「自分一人では作れない、運動を続ける環境を買うためのお金」
どのジムを選ぶか迷ったら、もう一度、「なぜ自分はこれまで運動を続けられなかったのか?」を考えてみてください。
一人だとサボってしまうならマンツーマン。時間がないなら短時間型。一人では続かないけれど費用も抑えたいならセミパーソナル。自分の挫折原因を解決できる環境を選ぶことが大切です。
特に、「一人ではまた挫折する気がする」という人なら、最初からトレーナーとの約束が生まれるパーソナルジムを検討するのもひとつの方法です。
いきなり契約する必要はありません。まずはカウンセリングや体験を利用して、「この環境なら自分は続けられそうか?」を確認してみてください。